mokki設計室一級建築士事務所 工藤夕佳

エアコンを効率よく使う方法

1月、2月と寒さが厳しくなっていくと、断熱材をしっかり入れているお宅でも暖房器具は欠かせません。床暖房や薪ストーブなど、暖房器具自体が発熱する暖房の方がじんわりと温かさが持続してよいのですが、実際に設置されているのはエアコンのみというお宅も少なくないと思います。エアコンは温度設定も自由ですし、すぐに温風が出るので温風の吹く場所にいれば温かいですが、部屋全体を均質に温めるのは不得意です。

そこで、サーキュレーターを1台置いてみてはいかがでしょう。サーキュレーターは部屋の中心に天井に向けて上向き、またはエアコンと対角線方向の位置に置きエアコンに向けて斜め上方向に向けてみてください。上部に溜まった温かい空気が攪拌されて温度ムラがだいぶ緩和されます。事務所は約8帖プラス廊下部分というような部屋ですが、サーキュレーターを回している方が同じ温度でも温かく感じます。

窓の断熱対策

暖房効率は窓の断熱性能による影響は大きいですが、南面の窓は冬でも晴れた日の窓辺はお日様の力で暖房いらずの温かさです。しかし、日が落ちてしまうと温かさは失われてしまいます。
窓の断熱性能が良くなくても、後からでも改善する方法として、内窓といわれるサッシュを室内側に設けて二重窓にする、またはハニカムブラインドという空気層のある不布でできたブラインドの設置も有効です。
どちらも冬場だけでなく、夏場の暑さ除けに対しても有効です。事務所に設置しているのですが、築30年超のマンションでガラスは1枚ガラスで断熱性能の低いアルミサッシュではあるものの、冬場も夏場も窓際の暑さ寒さを遮断する大きな効果を発揮してくれています。

ただ、冬場に関してはブラインド自体は通気性があるため、水蒸気は遮断できず、サッシュの断熱性能や温度状況によっては結露が発生します。事務所の窓は断熱性能が低いので、冬の寒い夜や朝出勤すると結露が発生している時があります。
12月のある朝、外気温5.3度で室内温度16.8度・湿度57%でガラス下面に結露が発生しました。窓は南面なので日中外気温が上がり日射も当たると結露は発生しません。ハニカムブラインドは結露防止には有効ではないので、既に結露が発生してお困りの方は内窓を設置して二重窓を設ける方がおすすめです。