小野育代建築設計事務所
代表 小野 育代

住まいの計画において、灯り(照明)は、重要な要素の1つです。
灯りの選定は、空間づくりの楽しみの一つでもあり、仕上がりのポイントにもなります。
今回は具体的な灯り(照明)計画の事例を、4つ上げたいと思います。

壁面の灯り(ブラケット照明)

住まいの内観をすっきりさせるため、壁面に器具を取り付ける、ブラケット照明を用いることがあります。
暮らし方の想定をして、要所要所で配置するように提案します。
全体を明るく、というよりは、陰影ができる効果もあり、落ち着いた雰囲気が出ます。

反射板付きブラケット照明。上向きにしてモビールを照らしている。

将来壁際にベッドを置く予定の子供室。 ベッド側の灯りとなる40w相当のブラケット照明。

つるす灯り(ペンダント照明)

ダイニングテーブルやリビングなど、家族が集う場所には、ペンダント照明をつるすケースが多いです。
照明器具自身に存在感のあるものを選ぶ場合もあれば、ボリューム感を消して、灯りの存在を際立たせるものを選ぶ場合等、空間イメージを打合せしながら提案して選定します。

左は存在感のあるペンダントライト。右は小ぶりで点灯した際に存在感のでる器具。

いっぴんの灯り(オリジナル照明)

空間のオリジナリテイを出すため、照明作家さんがつくった灯りもよいでしょう。
写真は、ガラス工芸の作家さんの作品です。
形状に特徴があり、照度も様々で、変化あるオリジナルの空間になります。

ガラス作家さんが吹いた照明。手作りの温もりとデザイン性を併せ持つ。

反射による灯り(間接照明)

内部空間全体を照らし、壁や天井への反射を利用した、間接照明を計画することがあります。
この場合、同じ空間でも雰囲気をガラリと変えられる調光機能が不可欠です。調光により、空間全体の演出効果を楽しむこともできます。

写真は照度を低めに調光した様子。照度を高めにすると空間全体が明るくなります。

灯り機能と内部空間のデザインを考慮しながら住まいの計画することで、
居心地の良いオリジナルの住まいが出来上がると思います。