準防火地域のため、数々の制約があります。
建築基準法の制約と、その制約におけるコストを乗り越えて木と自然素材の家が完成しました。
内装は埼玉県ときがわの無垢の杉の構造材、玄関の7寸角の栗の柱、杉の無垢床材、和紙の壁で仕上げました。
2階リビングの斜め天井に3.5mの高さから掛かる杉の化粧垂木は追っ掛け大栓という伝統技法を用いています。
さらに準防火地域でも法律で定められた工法とすることで軒裏に化粧垂木を表しにすることが出来ました。リビングから軒へと連続して見える化粧垂木はこの家の見どころの一つです。

  • キッチンからリビングを見る
    左奥に見えるカウンターは奥様の書斎の机。木の壁は書斎側から使う本棚になっています

  • 大垂木と居間を見る
    大垂木はスリットを入れて軽やかに見せる。左側に見えるカウンターの陰にキッチンがあります

  • キッチンを見る

  • キッチンを見る

  • バルコニーと奥様の書斎コーナーを見る
    居間の床板が美しい。ちょっと囲まれた書斎コーナーは集中できる空間だが孤立しては居ないちょうどいい囲み

  • 階段を見上げる
    表しの根太が見える天井の上はロフトになっています。右側の杉板の壁が納まっている柱は地杉の180角

  • 南西側の庭からバルコニーを見上げる
    木の手すり(桧)と表しの大垂木が美しい。庭の植栽が多い

  • 東側道路より見る
    2階の濃いブルー、1階のオフホワイト、植栽のコントラストが美しい。植木屋さんはお友達にお任せ。

  • 東南よりアプローチを見る
    庇を兼ねた2階のバルコニーの木の手すりがアクセント色になっています。

  • 玄関ホールより階段を見る
    栗の木240角が玄関ホールの空間に存在感を示しています。階段壁に午後の光が当たり、朝は右側ドアの三角形の小窓から光が差し込みます。

  • 階段を見上げる
    ガラス棚は建主さんの趣味の飛行機の模型を飾る。おびただしい作品のうち、ほんの一部を飾る場所。狛江市の「おもちゃ病院」の先生としてボランティア活躍しており、毎月子供たちが壊れたおもちゃを治してもらいにやってきます。

  • バルコニー 奥様の書斎窓の方向を見る。
    バルコニーは軒高を押さえて落ちついた空間を造りました。

概要
  • 概  要: 地上2階建て
    敷地面積: 180㎡
          (建蔽率44%、容積率73%)
    延床面積: 132㎡(39坪)
    設計期間: 12ヶ月
    工  期:  7ヶ月
    完  成: 2015年
  • 主な仕上げ
      屋根: ガルバリウム鋼板縦はぜ葺き
      外壁: ガルバリウム鋼板、弾性リシン吹付け塗装
      内壁: 和紙クロス
       床: スギ
           
           
この家づくりに関わったメンバー

設計・監理  : 澤野眞一・澤野建築研究所
施  工   : ㈲笹森工務店
構 造 材  : 協同組合彩の森とき川(スギ・ヒノキ)
内 装 材  : 協同組合彩の森とき川(杉床板)、㈲笹森工務店(栗柱)
コーディネート: -

その他

●2階のリビングには国産のペレットストーブを設置しています。
敷地は住宅密集地ですが専用のフィルターを通して煙はほとんどでない為周りを気にすることなくペレットストーブを楽しんでいます。
●この物件は木の家だいすきの会のメンバーが関わって設計、施工していますが、木の家だいすきの会がコーディネートした物件ではありません。

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