(有)井上建築工業
井上 泰一

最近の一般社会の問題としてレジ袋の問題がクローズアップされて今ではレジでビニール袋を使用しないケースが多くなっています。

昨年の年末に弊社の取引先の産業廃棄物処理業者の研修会に参加して、今の建築廃棄物の現状について聞いてきました。
この産業廃棄物処理業者は、建築廃棄物の90%以上をリサイクルしている産業廃棄物処理業者のリーディングカンパニーです。

これからの家造りは建物の性能を考えるのと同等に、建物を解体した時に出る産業廃棄物のことも考えたい

運ばれてくる木材は、マテリアルとサーマルに分類されています。
マテリアルは無垢の木材で、再利用されて段ボールなどになります。サーマルは合板や集成材などで、燃料として使用されて木材関係はまだ使用できる分類の産業廃棄物のようです。
その他の再利用できる産業廃棄物は鉄やアルミ。コンクリートは再生砕石などに再利用されて資源ゴミとして使用できます。

問題は化学メーカーや建材メーカーが作る製品で、何種類かの成分を混合してできた製品は残念ながら分別ができないため最終ゴミになるそうです。
最終ゴミとは、地方の谷間など行政に許可を得て埋め立てるゴミの事を言います。最終処分場もだんだんと数が少なくなり、家造りを営む者として、これからの産業廃棄物問題について考えなければなりません。

また、二酸化炭素の削減を掲げる国の方針によって建物の高断熱高気密が進むことにより、さらに建築の廃棄物問題が加速しているように思います。これからの家造りは建物の性能を考えるのと同等に、建物を解体した時に出る産業廃棄物の事も考えていかなければならないと思っています。