建築予算の関係から、プランニング当初よりローコストになる設計を心がけました。
ローコストな木の家について、常に研究していましたので、挑戦の思いもありましたが、建て主の生活を満足させるものとしなければなりません。
シンプルではありますが、空間を感じるリビング・ダイニング、ホテル形式の水廻り設備、木と漆喰と和紙を利用した内装を施し、施主も出来る仕事に参加して自然素材の家が完成しました。
南側の植木屋さんの畑を借景できる、少し大きめのバルコニーには風も通り抜けます。
概要
- 概 要: 地上2階建て
敷地面積: -㎡
(建蔽率-%、容積率-%)
延床面積: 72㎡(21坪)
設計期間: 3.5ヶ月
工 期: 5ヶ月
完 成: 2007年 - 主な仕上げ
屋根:
外壁:
内壁:
床:
この家づくりに関わったメンバー
設計・監理 : 大沢宏(コウ設計工房)
施 工 : 東成建設㈱
構 造 材 : 細田博之(細田材木店):西川材スギ
内 装 材 : 細田義明(グリーンスマイル)
コーディネート: NPO 木の家だいすきの会
施工プロセス
調布市深大寺に土地購入を決め土地代に予算を割かれたために、既に建築費の上限は決められていました。
結果、ローコスト住宅というくくりに入るであろう金額内で家を造ることとなりました。
しかし、設計者コウ設計工房・大沢さんのこだわりである「構造体には最低限掛けるべき範囲を決め、それ以下でなければ成り立たない予算組みの家には手を出さない」という姿勢は崩さずに、できるだけ自然素材で仕上げることを心がけ実現化しました。
それには工務店の協力も不可欠でした。小さい家は、建築コスト(坪単価)の調整がし難く単価が高価になり易いのです。