今までの暮らしは、日中でも灯りをつけていないと薄暗いということでしたので、リビングを2階に配置し、高く、広く、明るく、空の見える窓のあるリビング空間になりました。
Y字の梁は岩手の栗の木、天然の方杖が屋根を支えます。ベランダにもY字の栗の柱がそびえます。
当初の設計では、桧の枝付き丸太を設定していたのですが、伐採、搬出、輸送などの費用がかさむ為にコスト高となり、外には勿体無いかと思い取り止めました。
2階のリビングからも木が見えて、バルコニーの花台に花や木があり、水色の軒天は空と同化すると自然豊かに感じるかな?・・という工夫もしました。
概要
- 概 要: 地上2階建て
敷地面積: -㎡
(建蔽率-%、容積率-%)
延床面積: 110㎡(33坪)
設計期間: 5ヶ月
工 期: 5ヶ月
完 成: 2005年 - 主な仕上げ
屋根:
外壁:
内壁:
床:
この家づくりに関わったメンバー
設計・監理 : 大沢宏(コウ設計工房)
施 工 : ㈱比留間建工
構 造 材 : 細田博之(細田材木店):西川材スギ
内 装 材 :
コーディネート: NPO 木の家だいすきの会
施工プロセス
敷地延長分で全面積の20%ほどを締め、建物の建つ敷地は、おおよそ22坪とちょっと。限られた面積の中で家族の空間をどのように考えていくかが課題でした。
玄関とホールはスペースを広く感じさせる空間と、冬の風除け室としての機能を持たせ、左右からの引戸を90度の角度で閉鎖できる様に。また、子供室は、仲良しの2人でも、中央から仕切ればプライベート空間ができるようにし、夫婦寝室への通路を洗面・脱衣室と兼ね、コンパクトに暮らす工夫を話し合いました。