新たに若手の設計者が仲間に加わりました。ご紹介します！　Part2

はじめまして、mokki 設計室の工藤夕佳と申します。
東京都千代田区九段下に事務所を構え、設計活動を行っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

最近は住まいのリフォームが増えています。木の家というと木造戸建住宅というイメージがありますが、マンションリフォームを木や自然素材を用いて行うことによって心地よい空間をつくることもできます。

築 30 年超のマンションを、自然素材でリフォーム

今回は 2 年前に自然素材によるマンションリフォームを行った当事務所をご紹介したいと思います。

元々は築 30 年超のワンルームで長年物置状態の部屋でした。
床はカーペットタイル、壁・天井はビニールクロスでした。
リフォーム工事では「床を無垢フローリングにすること」、「室内仕上げや造作家具はできるだけ自然素材を使うこと」をテーマとして計画しました。

フローリングを無垢の木で

床は埼玉産のサワラ材２５ｍｍ厚、壁・天井は和紙クロスを貼りました。
また、カウンター兼本棚は埼玉産の杉巾はぎ板を使用しました。ミニキッチンはコスト調整のためカウンターのみ杉巾はぎ板とし、その他はシナ合板で大工さんに作ってもらいました。

玄関から室内まで筒抜けだったので、玄関に引戸を設けて室内へワンクッション置けるようにしました。
事務室部分は作業スペースと打合せスペースを背の低い家具で仕切り、狭い部屋をなるべく広く感じるようにしました。

あわせて断熱リフォームも

窓はシングルガラスのアルミサッシのため暑さ寒さを直接感じやすかったので、空気層をつくることで断熱効果の高いハニカムブラインドを設置しました。（予算に応じて、内窓を入れることも可能です。）

自然素材の心地よさを感じてもらいたい

夏のサワラ床はサラッとして気持ちよく、冬も湿度は下がり過ぎず、とても気持ちよく過ごすことができています。
新築戸建て住宅でなくても、一部屋だけのリフォームでも、自然素材に囲まれて過ごす心地よさを感じてもらえたらと思っています。