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木の家コラム

設計者の目  
パッシブソーラーを取り入れた木の家

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1月26日、地元飯能駅から徒歩7分程度の好立地に、延べ27坪程度の空気集熱式のソーラーシステムを装備したパッシブソーラーハウスの見学会を開催させてもらいました。
最近は、完成見学会を開催しても参加者が少なく、なかなか木の家の良さをピーアールできませんが、今回は久しぶりに賑やかな見学会となりました。

このパッシブソーラーシステム「そよ風」の概要を少し紹介します。
太陽熱や夜間の放射冷却を利用して屋外の新鮮空気を暖めたり冷やしたりして室内に空気を導入することによって朝夕の温度差を少なくし、冬は暖かく、夏は涼しい快適空間をつくるシステムです。

 

しかし、このシステムだけで一年中冷暖房がまかなえる訳ではありませんので、他に冷暖房装置は必要で、あくまでも補助と考えていただく方が良いと思います。
室内の暖まった空気をリターンで再利用することもできるので、薪ストーブなどは相性抜群だと思いますが、両方装備すると国産のミディアムクラスの新車が買えるくらいの金額になります。

OM ソーラーというシステムを見聞きしたことのある方は多いと思いますが、その開発者メンバーが立ち上げ、フランチャイズではない形態で運営していますので、比較的手軽に採用できるシステムであることも魅力のひとつです。
地球にも環境にも人にも優しい木の家で楽しく暮らして欲しいと思います。

 

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