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木の家コラム
洗濯物の室内干し どうしていますか?
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洗濯物を室内に干す際、どこに吊るしていますか?
雨の日や夜間の洗濯のため室内にも干せる場所を設けてほしいという要望は、殆どの建て主さんから発せられます。
近年は、雨天時だけでなく、基本的に外には干さず、室内干し又は衣類乾燥機だけを使うという前提の要望も増えてきました。
花粉や排ガスの影響、干す時間の制約、紫外線による色褪せといった外干しのデメリットが、メリットを上回るとの判断でしょう。
洗濯物を早く乾かすためには、温度・湿度・空気の流れの三つがそろえばよく、日照は必須条件ではないことが知られるようになってきたこともあるでしょう。
室内干しを採用した事例をご紹介します。
事例① 吹抜けに面した物干しスペース
家の中ではリビングが、湿気が停滞せず気温も高めな場所です。加えてひとの動きや窓の開け閉めがなされることで換気や空気の循環が生まれ、洗濯物を干すには適した環境と言えます。ただ家族がくつろぐ目の前に、洗濯物がぶら下がる光景はあまり楽しいものとは言えません。居間の上部が吹抜けになっているこの住まいでは、南窓に面してブリッジを設け、物干し場としています。洗濯物が高い位置にあるので居間にいても意外に気になりません。

事例② 縁側をドライルームに
リノベーションした間取りです。2階にバルコニーはあるものの、洗濯機のある脱衣所と同じフロアに物干し場が欲しいとのことで、和室の南の縁側をドライルームとしました。
リビングを通らず洗濯機から一直線でドライルームへアクセスできる点、乾いた洗濯物をそのままドライルーム内に吊るして収納できる点で、洗濯家事の効率化が図れています。和室との境の戸を閉め、衣類乾燥除湿器を使うことで、より早く乾かすことができるとのこと。


事例③ 洗濯・乾燥を一部屋で
家族が多いので、洗濯機は脱衣所に置かず、洗濯専用のスペースを作ってほしいとの要望でした。ランドリールームとして、洗濯機とガス乾燥機、物干しを一か所にまとめています。南側に窓を大きく取って配置したことで、暖かくて風通しがよく湿度の低い環境ができています。屋根下で吹抜け状に天井を高くとり、昇降式の物干しを設置することで、コンパクトな広さをカバーしています。

