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木の家コラム

住み慣れた家で、これからも安心して暮らすために

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今住んでいる家のことが、ふと気になることはありませんか。
傷みが目立ってきたけれど、まだ住み続けられるのか。地震がきたとき、この家は大丈夫なのか。冬の寒さがこたえる——長年暮らしてきた家への疑問は、意外と多いと思います。しかし、どこに相談すればいいのかわからない、という方も少なくないでしょう。
そんな時は、既存住宅の調査・診断や改修、維持管理などについて知識と経験をもつ専門家に、話を聞いてみることをおすすめします。

長く住むほど慣れてしまい、寒さや暑さ、使い勝手の不便さも、日常の中で少しずつ受け入れられていきます。しかし、住まいの調査を行うと、その違和感には理由があることが見えてきます。

例えば、冬の寒さ

空気の温度だけでなく、床や壁、天井の表面温度や断熱性能が大きく影響しています。暖房をつけていても足元が冷たいという感覚は、床の断熱性能の低さがそのまま現れているものです。

断熱材の入っていない床下(床下の調査)

気づきにくい劣化

また、目には見えにくいところで進む劣化や耐震性も見逃せません。外壁のひび割れや屋根の傷みといったわかりやすいサインだけでなく、床下や壁の中で進む劣化は、普段の生活ではなかなか気づくことができません。

写真は、壁の内部に入り込んだ雨水によって木が腐食した事例です。放置すると腐朽はさらに進行し、建物の構造そのものに影響が及ぶこともあります。この部分は、傷んだ箇所の撤去と補強、壁の張り直しによって対処しました。

雨水が壁の内部に入り木材が腐朽

小屋裏や床下から確認できること

また、古い住宅では、現在の基準に比べて耐震性能が十分でない場合もあり、大きな地震への不安につながります。調査の際には小屋裏や床下に入り、柱や梁の状態、金物の有無などを調べ、どの程度の耐震性能があるか確認していきます。

劣化の状況や構造の安全性、温熱環境、設備の状態など、住まい全体を丁寧に調べていき、そのうえで、予算や要望をもとに、どのような手を入れるべきかを一緒に整理していきます。

小屋裏の調査

改修というと大きな決断のように感じられるかもしれませんが、まずは今の状態を知ることが第一歩です。自分の家を知ることから、心地よく、安心して住み続けられる環境が少しずつ整っていきます。

気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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