森の中のクリニック 無機質な内装の貸事務所をリノベーション。杉と珪藻土入り左官で仕上げ、既存鉄骨柱を杉板で囲い仕上げた柱と梁で木架構を組み、ご要望の古民家の雰囲気を表現しました。カウンターは国産の無垢板、椅子は飛騨の木製家具で統一。木のやさしい手触り、風合いが心地よく、森の中にいる様な心地よい空間です。先生の想いをカタチにしたクリニックです。
木の匂いに包まれた木造保育園 所沢市で初めての木造保育園の現場監理を担当。 構造材、仕上げ材、家具に埼玉県産材を使用しました。 全て流通材の在来軸組工法の建物で、構造設計を山辺構造設計事務所が担当。 構造材は中温乾燥材でヤング係数から含水率まで木材検査を実施。遊戯室はトラスが印象的な大空間となりました。 構造から仕上げまで無垢の木でつくられた木の匂いが心地よい保育園です。
2つの機能を持った別院 お寺の別院として、2つの機能を持った建物。 軒が大きく出た低い建物は、お墓まいりに来た人が休憩する場所。落ち着いた空間となるよう、低く抑えた天井には等間隔に並んだ梁が見えます。 対照的に軒の出を抑えた高い建物は、説法や葬祭を行う場所となる。壁から高い天井まで白の珪藻土で塗り、壁のスリットから陽の光が差し込んできます。
グループホーム「新町の家」 「新町の家」は障害者が、まちの中であたりまえに暮らす木造の「住まい」です。茶畑に囲まれた住宅地で、地元・埼玉の木をふんだんに使い、大工さんを中心に職人さんたちが丁寧に作りました。この家で過ごす人たちが、無垢の木に触れ、日当たりと風通しの良い部屋で、穏やかにゆっくりと暮らしてくれることを願っています。※障害者を対象とした共同生活援助事業所で、補助金を活用。
コンクリートから木へ、耐震と木質化を実現した保育園 昭和47年竣工の東京都狛江市の保育園の耐震補強・改修・一部鉄骨平屋建て増築を設計監理しました。増築部平屋は既存建物と園庭をコの字形に囲う計画。全保育室が南園庭に面する明るい内部空間となる配置計画としました。 既存RC造躯体に出来る限り国産杉板を使用、建具や家具も木製とし、木に園児が触れ心地よく過ごす保育空間に生まれ変わりました。