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木の家コラム

木の家用語集:横架材(おうかざい)

公開日: 最終更新日:

横架材

読み方:おうかざい

横架材(おうかざい)とは、木造軸組構法において水平方向に渡された部材のことです。
主な横架材は、梁(はり)、桁(けた)、棟木(むなぎ)、母屋(もや)、胴差(どうさし)など。

横架材の主な機能は次の通りです。

●剛性の向上

横架材は建物の水平方向の変動や揺れに対して剛性を提供します。これにより、地震や風などの外部からの力に対して建物が安定し、変形を最小限に抑えることが可能となります。

●荷重分散

垂直に配置された柱や壁が支える荷重を水平に分散し、構造全体に均等に荷重がかかるように調整します。これにより、建物の各部分が一様に負荷を受け、不均等な荷重による変形や損傷を防ぎます。

●フレーム構造の形成

横架材は建物のフレーム構造を形成し、柱や耐力壁と組み合わせて全体の構造を強化します。この連携により、建物はより頑丈で安全なものとなります。

横架材の継ぎ手位置について

横架材の継手の位置は曲げ応力とせん断力が小さい部分に設置しなければなりません。長スパン梁の中央部は曲げ応力が大きいので、継手は荷重負担の少ない端部に設けるのが大原則となります。

 

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