だいすきだから、つくり続ける。

新築住宅 施工事例

通り土間に集う木の家

埼玉県所沢市

高さと面積制限の厳しい狭小敷地の建物。小さな建物の中に敢えて設けた通り土間は、全開する引き戸で居間と一体化しつつ、玄関からサービスヤードまでを貫き、空間的にも生活的にもこの家の要となっています。
小さな家だからこそ少しでも広々とすっきり暮らしたい。そのために収納や家事の場を綿密に計画し、スペースを余すところなく有効利用しています。
無垢の木のオリジナルキッチン、壁の厚みを利用した本棚、木に囲まれたサービスデッキなど、通り土間以外にも工夫満載の小住宅です。

通り土間の、北から南方向を見る。右手はすぐに通りに面するため視線高さに窓は設けず本棚に
吹き抜けから見下ろす通り土間。窓は高い位置と、床レベルの地窓。
セミオープンのアイランドキッチン。人工大理石天板、ステンレスシンク、杉の無垢板キャビネットを組み合わせたオリジナルキッチン。右手戸の向こうは、通り土間のパントリー部分。
通り土間との仕切りとタタミコーナーとの仕切りの引き戸を閉めた状態。赤茶色襖は世界遺産登録された伝統和紙「細川紙」の柿渋染め。
コモンスペース。ロフトの床組をそのまま露しにした天井。デスク板は造り付け。
通り土間と脱衣所の両方からアプローチできるサービスデッキは、板で囲まれ近隣の視線を免れるつくり。透明の屋根がかかり、洗濯物干し場、スモーキングエリアとして活躍。
概要

敷地面積:95㎡(建蔽率48%、容積率79%)
延床面積:75㎡(22坪)
規模:地上2階建
構造:木造在来軸組工法

主な仕様

屋根:ガルバリウム鋼板立てハゼ葺き
外壁:リシン掻き落とし仕上げ
壁 :漆喰塗り
床 :ヒノキ

その他

・長期優良住宅
・床暖房

この家づくりに関わったメンバー

勝見 紀子 - 設計
新井 聡 - 設計
当麻 浩成 - 施工
鈴木 進 - コーディネート
山本 幸恵 - コーディネート
協同組合彩の森とき川 - 製材
グリーンスマイル - 内装木材

この事例の住まい手の声
その他の施工事例

新築住宅 施工事例 一覧に戻る