だいすきだから、究める。

木の家コラム

休日のコメ作り体験

 私が住んでいる所は畑や田んぼがある郊外の住宅地で、電車で東京の事務所へ通っています。電車に乗っている時間を考えると都内に住んでいた方が効率良いのですが、住まいの周辺環境もとても大事です。
コロナウィルスが蔓延してから自宅で仕事をするようになり、周辺を散歩する機会が増えたのでより実感をしています。そんな私が毎年参加しているのが、地元の農家がおこなっている米作りです。参加し始めてから5年目になります。
子供の頃は、田んぼや畑が祖父の家にあったので身近に感じていました。しかし大人になり働きだすとそんな環境が近くにありません。子供達にも米や野菜がどのようにできるのか体験して欲しいと思ったのがきっかけでした。

初心にかえる

昨年11月26日に協同組合彩の森とき川主催の伐採見学会がありました。
例年と同様に、今年も彩の森とき川による大黒柱プレゼントがありました。思い返すと、「森に緑を、住まいに木を」をスローガンに2001年に木の家リレー講座を埼玉県所沢市でスタートし、2年後の2003年3月、はじめて飯能市内の森林で伐採見学会を開催しました。実現できたのは、「森の保全のために、森と住い手を結ぶ家づくりをしたい」そのためには、「住まい手に森に足を運んで直に見てもらい、森の実情を自分の眼で見てもらいたい」という率直な思いが林業家の方に伝わったからだと思います。 

自然と共に・・豊かな暮らし3題

 「人生フルーツ」という映画を今年の春、観ました。愛知県春日井市、高蔵寺ニュータウンの一隅に、雑木林に囲まれた平屋の、(故)建築家・津端修一さんの住まいがあります。
住宅公団で数々のニュータウン計画を手掛けてきた津端さんが、この地に土地を購入し家を建てたのは約50年前。それからコツコツと雑木林を育て、畑を作り、四季折々の野菜や果実を育て、夫人の手で料理される畑の作物の名札は、津端さんの可愛い絵入りのお手製。
そんな日々の中でも90才の津端さんは、相談された新しいプロジェクトの為の見事なスケッチを描きます。そんな二人の暮らしぶりを紹介した映画です。「家は暮らしの宝石箱でなくてはならない」という巨匠ル・コルビジェの言葉が紹介されますが、まさにその通りの住まいと暮らしです。

設計者の目  
パッシブソーラーを取り入れた木の家

 1月26日、地元飯能駅から徒歩7分程度の好立地に、延べ27坪程度の空気集熱式のソーラーシステムを装備したパッシブソーラーハウスの見学会を開催させてもらいました。
最近は、完成見学会を開催しても参加者が少なく、なかなか木の家の良さをピーアールできませんが、今回は久しぶりに賑やかな見学会となりました。このパッシブソーラーシステム「そよ風」の概要を少し紹介します。
太陽熱や夜間の放射冷却を利用して屋外の新鮮空気を暖めたり冷やしたりして室内に空気を導入することによって朝夕の温度差を少なくし、冬は暖かく、夏は涼しい快適空間をつくるシステムです。

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