だいすきだから、究める。

木の家コラム

災害時も平常時も安心なフェーズフリー住宅

地震、台風、洪水…近年、各地で起こる様々な災害が住まいに被害を及ぼし、日常生活に支障をきたしている様子が伝えられています。
災害に備えた住まいを考えておかなくてはならないのですが、それがなかなか進まないのには、人々の意識に理由があるように思われます。
災害報道の度に防災への関心が高まりますが、時間が経つにつれ災害への意識が徐々に薄れていくこと。
経験していない人にとって、災害時にどの様な困難が起こるかを、日常生活の中で現実味を持って思い描くのが難しいこと。
不安を抱き続けるよりも、無意識のうちに日々の営みの方に重点を置くようになること、が挙げられます。
そこで発想を変え、防災を意識し続けなくても「災害のときに役に立つ、日々の暮らしと住まい」を目指す考え方が生まれました。

猫と暮らす

近年、猫ブームと言われ、猫がメディアで取り上げられることが増えましたし、実際に猫を飼い始める方も増えているように感じます。
昔は野良猫を地域の皆さんがそれぞれに世話をしているようなケースも多かったと思いますが、最近は一軒家で猫を飼う場合でも外には出さず、家の中だけで飼うケースが増えていると感じます。外に出た方が猫にとっては気分転換になるので良さそうですが、外にでることで病気をもらってきたり、迷子になったりすることを危惧して家の中だけで飼う方が増えています。
実際、外に出さずに飼われている猫は長生きなことが多いようです(我が家の猫も迷い猫だったところを保護して、もうすぐ20歳を迎えます)。
外に出さない分、家の中でも動き回れるように配慮することが必要になってきます。 

はじめまして!

今回最初の寄稿ですので自己紹介させていただきます。(株)クオリスは、越谷市内にある小さな建設会社です。
実家の工務店で大工工事をして仕上げていくというスタイルをとっています。
工務店ならあたりまえな事ですが、専任の熟練大工が現場に入り、要望に対して柔軟に対応できるところは、ハウスメーカーの手間請け大工とは一線を画すところではないでしょうか。
実家の工務店は2代目ですが、先代から新建材はあまり使わない家づくりをしていたので、現在見直されている自然素材の家は元々得意としていた分野です。
しかし、断熱性能、耐震性能に関する指導は時代とともに変わりますので絶えずアップロードし続けねばなりません

庭にウッドチップを敷きました

埼玉県鶴ヶ島市の木の家だいすきの会OB・阿部宣文です。
我が家は平成23年に竣工し、7年目。木の家で快適に暮らすと同時に庭づくりも楽しんできました。しかし、庭の雑草に頭を悩ませてきました。今年の夏、植木屋さんと相談して、庭の土が出ているところにウッドチップを敷いてみました。
秩父の山林の間伐材を砕いたもののようです。雑草の生え方がだいぶ違って、雑草が少なくなりました。
チップを入れたばかりの時は木のにおいがして、自分の家が製材所になった日のようでした。 

見学会の参加をおススメする 4つの理由

家づくり(リフォームも含め)を検討されている方に、ぜひともおススメしたいのが、構造見学会、完成見学会、入居後見学会へのご参加です。 建て主さんの意向を、設計者はどのように家づくり反映させたかなど、考え方が見えてきます。
また、同じ設計者の見学会に数回参加すると、特に大切にしているポイントや、デザインの流儀なども見えてきます。
構造見学会などは、見えなくなってしまう大切な部分を見ながら、説明が伺える貴重な機会です。木の家だいすきの会の見学会は、住まい手さんが参加されることが多いです。住まい手のこだわりや、家づくりのプロセスなども伺うことも。
入居後の見学会では、実際暮らしてみての率直な感想もうかがえます。見学会には、施工した大工さんや工務店の現場監督も参加しています。
設計者とはまた異なる、つくり手ならではの熱い想いも感じとれます。自分以外の参加者の質問しているポイントを一緒に聞いたり、話したりすることで、自分になかった視点も養えます。
パンフレットやホームページでは、得られない情報や体験があります。 

木の家に「杉」を使う深いわけ

インドネシア産のセランカンバツという木をご存知でしょうか。
ウッドデッキに使用されるだけあって、耐久性がありますが、水に沈みそうな非常に重い木で、日本人がイメージする木とは程遠いものです。
日本はよく「木の文化の国」と言われていますが、そのイメージは、「杉」がつくりだしたものと言っても過言ではありません

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