だいすきだから、究める。

木の家コラム

地域の気候を住まいの設計に落とし込む

今年は、梅雨時ですが東京では最高気温が35℃前後となり暑い日が続きました。日中、現場に行くため外に出ますが、汗が止まらず度々水分補強をしながらでないと暑さで参ってしまいそうになります。同じ時期、暑い町として知られる熊谷市では猛暑日が続き、中には最高気温が38℃近くになる日も出たほどです。気温について書きましたが、暮らす地域により様々な日射量や降水量など気候の違いがあります。これは、日本列島が南北に長く、北は亜寒帯から南は亜熱帯まで様々な気候区分に属しているからです。また、高い山々が連なる山脈があり、冬は日本海側では曇りや雪、雨の日が多く、太平洋側では晴れの日が多くなります。

休日のコメ作り体験

 私が住んでいる所は畑や田んぼがある郊外の住宅地で、電車で東京の事務所へ通っています。電車に乗っている時間を考えると都内に住んでいた方が効率良いのですが、住まいの周辺環境もとても大事です。
コロナウィルスが蔓延してから自宅で仕事をするようになり、周辺を散歩する機会が増えたのでより実感をしています。そんな私が毎年参加しているのが、地元の農家がおこなっている米作りです。参加し始めてから5年目になります。
子供の頃は、田んぼや畑が祖父の家にあったので身近に感じていました。しかし大人になり働きだすとそんな環境が近くにありません。子供達にも米や野菜がどのようにできるのか体験して欲しいと思ったのがきっかけでした。

お家の耐震性能について

2016年に、熊本県で震度6強から7の大規模な地震が起こりました。
建築基準法の耐震基準では、中規模の地震(震度5強程度)でほとんど損傷しないこと。大規模の地震(震度6強~7程度)で倒壊・崩壊しないことが求められており、これは大地震でも命を守るための最低限度の基準といえます。
熊本地震以降も震度5以上の地震は各地で発生しており、今後も中規模以上の地震が起きることが予想されています。

住宅以外にも拡がる木造建築

木造技術の向上やCLTの開発、持続可能な資源としての観点から住宅のみならず中規模の施設でも木造化が進んでおり、再来年には耐火木造で12階の商業施設も建設されるそうです。
その中、小規模ですが住宅ではない木造建築物(お寺の別院)を設計しましたので、ここで紹介いたします。
コンクリート造にはない木造ならではの軽快で暖かみのある雰囲気になりましたのでご覧ください。

住宅の床下空間

「家族が増えた」「地震に強い家に」「冬が寒い」など理由は様々ですが、今ある家を改修したいという話をよく耳にします。
では、実際にその家は、どのような状態でどれ程の性能なのか。改修をするにしてもどのような状態かわからないのでは、計画をすることもできません。そこで、計画前に建物がどのような状態か把握するため、小屋裏や床下に入り柱や梁の繋ぎ方や雨漏り、シロアリの形跡、断熱材の有無などを調査します。
普段生活していては見ることのない床下がどのような状況にあるのか、ここですこしご紹介をしたいと思います。