健康な長期優良住宅の木の家が 完成
長持ちする住宅の一つの方針として国では長期優良住宅制度があります。
長期優良住宅は 4 つの基本性能を確保することが求められます。
4つのうちの一つは耐震等級2です。この強度を確保するために通常、床や壁に構造用合板を使います。
また省エネ対策等級 4 を確保するためには室内側に防湿気密シート(ビニールシート)を張り、外壁内部の結露を防ぐことが求められます。
私たち、NPO 木の家だいすきの会では無垢の木と自然素材(漆喰仕上げなど)を基本として設計していますので、可能な限り接着剤で固めた合板や石油製品のビニールシートを使った設計はしたくないと考えています。
そこで今回は、長期優良住宅であっても
■構造用合板を始め合板類は使わない、
■ビニールシートを使わず外壁内部結露を防ぐ、
にチャレンジした住宅の設計を行いました。