縁台、縁側そして濡れ縁 が つなぐもの
これほど暑くなかった半世紀以上前の夏休みの思い出です。栃木県足利市内の渡良瀬川の土手の脇に木造平屋の祖⽗⺟の家がありました。小学校の夏休みにはひと月近く泊って、田舎の暮らしをしました。朝の土手の上でのラジオ体操から始まって、川で泳ぎ、河原や原っぱ、桑畑の中を駆けまわって遊びました。夕方の雷に怯えつつ。

これほど暑くなかった半世紀以上前の夏休みの思い出です。栃木県足利市内の渡良瀬川の土手の脇に木造平屋の祖⽗⺟の家がありました。小学校の夏休みにはひと月近く泊って、田舎の暮らしをしました。朝の土手の上でのラジオ体操から始まって、川で泳ぎ、河原や原っぱ、桑畑の中を駆けまわって遊びました。夕方の雷に怯えつつ。
住宅などの建築物をつくる時、「確認済証」と「検査済証」という書類が必ず必要になります。工事の前にこの設計で建てて良いか、自治体や民間の審査機関に申請してもらえるのが「確認済証」で、これが無いと工事に着手することができません。(1999年に建築基準法が改正され、「確認通知書」から「確認済証」という名称に変わっていますが同様の書類です)また、完成時に設計通りちゃんと建てられているか検査を受け、合格するともらえるのが「検査済証」です。これから住宅を新築する場合は当たり前のようにもらえる書類ですが、既存住宅のリフォームなどを行う場合、これらの書類が有るか無いかで、今後は状況がかなり変わってきます。
現代では核家族での生活が一般的ですが、いずれは家族の形が変化し、拡大家族として暮らすことも珍しくありません。そのきっかけの一つとして多いのが、夫や妻の両親のうちどちらかが一人暮らしとなり、生活の不安から同居を考えるケースです。その際には、新築やリノベーションを機に同居を始めることもあります。 しかし、年齢や生活背景の異なる世代が同じ家で暮らすには、生活リズムや価値観の違いから、無意識のうちにお互いに負担やストレスを感じる場面が出てきます。だからこそ、「どうすれば高齢者と気持ちよく暮らせるか」を考えることは、家づくりにおいて大変重要な課題となります。 高齢者と同居するといっても、生活のすべてを共有することは現実的ではありません。食事の時間や睡眠のリズム、趣味や過ごし方はどうしても異なり、完全に同じ行動パターンを持つのは難しいからです。 例えばリビングと直結するような部屋は便利に思えますが、常に気配を感じることでお互いに落ち着かないこともあります。そのため、少し距離をとりながらも行き来しやすい空間配置が望ましいといえます。 ただし、反対に独立性が強すぎて互いの存在が見えなくなるのも考えものです。気軽にリビングへ出てこられる程度の距離感、つまり「近すぎず遠すぎず」が理想的な関係をつくります。
洗濯物を室内に干す際、どこに吊るしていますか?雨の日や夜間の洗濯のため室内にも干せる場所を設けてほしいという要望は、殆どの建て主さんから発せられます。近年は、雨天時だけでなく、基本的に外には干さず、室内干し又は衣類乾燥機だけを使うという前提の要望も増えてきました。花粉や排ガスの影響、干す時間の制約、紫外線による色褪せといった外干しのデメリットが、メリットを上回るとの判断でしょう。洗濯物を早く乾かすためには、温度・湿度・空気の流れの三つがそろえばよく、日照は必須条件ではないことが知られるようになってきたこともあるでしょう。室内干しを採用した事例をご紹介します。
住まいは長い時間を過ごす場所だからこそ、目や手など身体に触れる素材が大切です。特に、足が触れる床材には気をつけています。色や質感だけでなく、耐久性、耐水性などそれぞれの特性を意識して使い分けています。天然の木材をそのまま使用したフローリングの事です。複合フローリングとは異なり、1枚の木から切り出された材料を使っているため、木目や色合いが1枚1枚異なり、自然な風合いと質感が楽しめます。木の種類により色や質感が異なるため、実物を見ながら選ぶのをお勧めします。また、熱伝導率が低く冬場でも冷えにくかったり、調湿作用もあります。:比較的柔らかいためクッション性があり、長時間立っていても疲れにくく、足に優しい樹種です。時間が経つにつれて飴色に変化していきます。温かい感触の反面、柔らかいので傷がつきやすくもあります。:初めは白っぽい色合いですが、時間が経つにつれて飴色に変化し、味わい深い風合いになります。香りが良く油分も含んでいるので腐りにくく、杉よりもキズがつきにくい樹種です。:節が少なく、はっきりとした力強い木目が特徴です。また、広葉樹の中でも特に硬い木材で、傷や凹みに強い樹種です。普段は掃除機でホコリを取り、水拭きは避け、米の研ぎ汁を加えた水で固く絞った布で拭くと木のカサつきを防げます。落ちにくい汚れは、固く絞った雑巾で拭き、仕上げに乾拭きで水気を取るとよいでしょう。塗装は撥水性がなくなり水が染込むようになったら再塗装の時期です。1〜2年に1回が目安です。水廻りは早めに再塗装をして下さい。
新築住宅、省エネ性能向上リフォームに利用できる補助金制度「子育てグリーン住宅支援事業」の創設が、発表されました。2050年のカーボンニュートラル実現に向け、ZEHやGX志向型住宅の普及を推進し、省エネリフォームを強力にサポート。「脱炭素社会実現」に向けて性能基準をさらに強化された内容になっています。新築住宅、リフォームそれぞれどのような内容か、下記にご案内します。
2024年度の「子育てエコホーム支援事業」とは異なり、全ての世帯が対象になります。
共働き家庭が増える中で様々な家事を家族で分担するすることが多くなった中でも、食事作りは男性女性関係なく担当するご家庭が増えています。家づくりを考える時にキッチンは奥様主導というケースが今までは多かったですが、最近はご夫婦が同じくらいキッチンに立つケースが増え、誰が使っても使いやすい、複数人が同時に調理することもできる、そんなキッチンが求められるケースが多くなりました。キッチンにはI型、L型、対面型、アイランド型と配置形状だけでも様々ありますが、オリジナルキッチンならば使い勝手に合わせて自由にデザインできます。5人家族のSさんの家は奥様が主に食事作りを担当されていますが、3人のお子様もお手伝いすることもあるし、休日はご主人が担当されることもあるというご家庭でした。間取り計画から、壁側にコンロを含むカウンター、ダイニング側にシンクを含むカウンターの2列配置キッチンの計画です。コストを抑えるために既製品で検討を進めると2列配置は思いの外高く、I型への変更も検討しましたが、やはり2列配置が捨て難いということで、オリジナルキッチンを造作することにしました。当初はコストを抑えるためにも大工さんに大枠を作ってもらうように考えていましたが、内部の造り込みを少なくすることで、家具屋さんに作ってもらえることになりました。
猛暑のこの夏、街を歩いていてホっとするのは、樹木に出会った時です。
木陰に入った途端、焼けるような日射が緑の影に替わり、涼しい風とさわやかな香りに包まれ、ここなら何とか生きていけそうな気がしてきます。
これからの暑さ対策には、街じゅうに樹木を植えるしかないのでは、と思わされます。
2階のダイニングで仕事をしていると、窓先で何かが動く。モニターから目線を外すとそこにはメジロのつがい。窓のすぐ先はモミジが茂っています。この家を建てる前からそこにあり、古屋解体の時に使えそうな樹木は残してもらいました。
2025年4月から、木造住宅にも大きな影響がある法改正が施行されます。ポイントは2つ。
①省エネ基準の適合の義務付け、と、
②建築確認制度の見直し(4号特例の縮小)です。