だいすきだから、究める。

木の家コラム

はじめまして!

今回最初の寄稿ですので自己紹介させていただきます。(株)クオリスは、越谷市内にある小さな建設会社です。
実家の工務店で大工工事をして仕上げていくというスタイルをとっています。
工務店ならあたりまえな事ですが、専任の熟練大工が現場に入り、要望に対して柔軟に対応できるところは、ハウスメーカーの手間請け大工とは一線を画すところではないでしょうか。
実家の工務店は2代目ですが、先代から新建材はあまり使わない家づくりをしていたので、現在見直されている自然素材の家は元々得意としていた分野です。
しかし、断熱性能、耐震性能に関する指導は時代とともに変わりますので絶えずアップロードし続けねばなりません

子どもたちと一緒に、床張りワークショップ

生活クラブ生協埼玉本部の託児室の床を、子どもたちと一緒に無垢の杉板を敷くワークショップを行いました。(協力:笹森工務店さん)生活クラブ生協埼玉では、会員の方々自らが水、自然環境、里山の文化の保全のために活動されています。
その一環で、2年半前から秩父で市民参加型伐採プロジェクトが始まりました。勉強会、皮むき、懇談会、伐採研修、チェーンソー研修、選木、伐採、森の学校、玉切り、搬出、運搬、粗製材(委託)、板材自然乾燥、フローリング加工・・・といった長い過程を経て、できた杉の床板でした。
近い将来移転の予定があるため、今回はビス止めなどせずに、サネを組み合わせて敷いていきました。 

庭にウッドチップを敷きました

埼玉県鶴ヶ島市の木の家だいすきの会OB・阿部宣文です。
我が家は平成23年に竣工し、7年目。木の家で快適に暮らすと同時に庭づくりも楽しんできました。しかし、庭の雑草に頭を悩ませてきました。今年の夏、植木屋さんと相談して、庭の土が出ているところにウッドチップを敷いてみました。
秩父の山林の間伐材を砕いたもののようです。雑草の生え方がだいぶ違って、雑草が少なくなりました。
チップを入れたばかりの時は木のにおいがして、自分の家が製材所になった日のようでした。 

玄関とアプローチ

通りから奥まった位置に玄関のある住まいを設計することがあります。
そういったお宅では、道路から玄関ポーチまで、アプローチが長く延びるつくりとなります。隣家の迫る密集地の、特に間口の狭い敷地は、日陰が多く風通しも悪くなりがちです。
敷地の奥の部分は周囲の建物の影響を強く受けるためそれが顕著なのに対し、道路に近い部分は遮るものが少ないので、採光や通風が得られやすく、奥まった部分より居住性に勝ります。
このような環境での住宅計画では、居間など家族が多くの時間を過ごすスペースを、道路に近い部分に配置するのが得策です。
間口と日当りの制約で、道路寄りに配するスペースが限られるなら、水廻りや収納といったサブの部屋は奥の方に配置することになります。
玄関も同様に捉え、「道からすぐに玄関」の先入観を捨ててプランニングした。方が、暮らしよい住まいになることがあるのです。

家に温かさは

11月にはいり 暖房が必要な季節になりました。
全国1229人にアンケート「戸建て住宅の熱環境について」という記事で、断熱性能の低い家に住んでいる人の意見が載っていました。
「冬にお風呂に入るのが苦痛だ」「起床時にすぐに暖房をつける」「寒くて使えない 使いたくない部屋やスペースがある」「寒くて洗濯をするのが億劫だ」「掃除をする気になれない」「料理をするのが億劫だ」
寒い家に住むと家事もしたくないし不活性になるようです。さらに築40年の寒いアパートに住んでいた私の経験から加えると、「トイレが寒すぎて行くのを我慢する」「結露でサッシの枠はホコリとカビで黒ずむ」「風呂は修行の場」「布団からでるのに30分は要する」 

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