だいすきだから、究める。

木の家コラム

住宅以外にも拡がる木造建築

木造技術の向上やCLTの開発、持続可能な資源としての観点から住宅のみならず中規模の施設でも木造化が進んでおり、再来年には耐火木造で12階の商業施設も建設されるそうです。
その中、小規模ですが住宅ではない木造建築物(お寺の別院)を設計しましたので、ここで紹介いたします。
コンクリート造にはない木造ならではの軽快で暖かみのある雰囲気になりましたのでご覧ください。

災害時も平常時も安心なフェーズフリー住宅

地震、台風、洪水…近年、各地で起こる様々な災害が住まいに被害を及ぼし、日常生活に支障をきたしている様子が伝えられています。
災害に備えた住まいを考えておかなくてはならないのですが、それがなかなか進まないのには、人々の意識に理由があるように思われます。
災害報道の度に防災への関心が高まりますが、時間が経つにつれ災害への意識が徐々に薄れていくこと。
経験していない人にとって、災害時にどの様な困難が起こるかを、日常生活の中で現実味を持って思い描くのが難しいこと。
不安を抱き続けるよりも、無意識のうちに日々の営みの方に重点を置くようになること、が挙げられます。
そこで発想を変え、防災を意識し続けなくても「災害のときに役に立つ、日々の暮らしと住まい」を目指す考え方が生まれました。

健康空間を生み出す木の特性

コンクリートの飼育箱で飼われたマウスは生長程度が貧弱でかつ短命であり、産まれた子供を噛み殺すといったショッキングな報告があります。
人の場合はそのような激しい症状は起こさないと思われますが、学校における荒んだ子どもたち・校内暴力の背景に、校舎の殺伐とした物理的環境を懸念する声も聞かれます。
そこで、学校における子どもや教師の疲労の様子を鉄筋コンクリート造校舎と木造校舎について比較すると、両者の間に違いのあることが分かります。 図 8 は授業中の子どもの疲労症状を見ています。鉄筋コンクリート造校舎の子ども達は木造校舎に比して眠気やだるさを覚え、注意集中の困難な傾向がより多く見られています。
また、鉄筋コンクリート造校舎では保健室逃避と見られる曖昧な理由での保健室利用が目立っています。

猫と暮らす

近年、猫ブームと言われ、猫がメディアで取り上げられることが増えましたし、実際に猫を飼い始める方も増えているように感じます。
昔は野良猫を地域の皆さんがそれぞれに世話をしているようなケースも多かったと思いますが、最近は一軒家で猫を飼う場合でも外には出さず、家の中だけで飼うケースが増えていると感じます。外に出た方が猫にとっては気分転換になるので良さそうですが、外にでることで病気をもらってきたり、迷子になったりすることを危惧して家の中だけで飼う方が増えています。
実際、外に出さずに飼われている猫は長生きなことが多いようです(我が家の猫も迷い猫だったところを保護して、もうすぐ20歳を迎えます)。
外に出さない分、家の中でも動き回れるように配慮することが必要になってきます。 

はじめまして!

今回最初の寄稿ですので自己紹介させていただきます。(株)クオリスは、越谷市内にある小さな建設会社です。
実家の工務店で大工工事をして仕上げていくというスタイルをとっています。
工務店ならあたりまえな事ですが、専任の熟練大工が現場に入り、要望に対して柔軟に対応できるところは、ハウスメーカーの手間請け大工とは一線を画すところではないでしょうか。
実家の工務店は2代目ですが、先代から新建材はあまり使わない家づくりをしていたので、現在見直されている自然素材の家は元々得意としていた分野です。
しかし、断熱性能、耐震性能に関する指導は時代とともに変わりますので絶えずアップロードし続けねばなりません

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