だいすきだから、究める。

木の家コラム

見学会の参加をおススメする 4つの理由

家づくり(リフォームも含め)を検討されている方に、ぜひともおススメしたいのが、構造見学会、完成見学会、入居後見学会へのご参加です。 建て主さんの意向を、設計者はどのように家づくり反映させたかなど、考え方が見えてきます。
また、同じ設計者の見学会に数回参加すると、特に大切にしているポイントや、デザインの流儀なども見えてきます。
構造見学会などは、見えなくなってしまう大切な部分を見ながら、説明が伺える貴重な機会です。木の家だいすきの会の見学会は、住まい手さんが参加されることが多いです。住まい手のこだわりや、家づくりのプロセスなども伺うことも。
入居後の見学会では、実際暮らしてみての率直な感想もうかがえます。見学会には、施工した大工さんや工務店の現場監督も参加しています。
設計者とはまた異なる、つくり手ならではの熱い想いも感じとれます。自分以外の参加者の質問しているポイントを一緒に聞いたり、話したりすることで、自分になかった視点も養えます。
パンフレットやホームページでは、得られない情報や体験があります。 

木の家に「杉」を使う深いわけ

インドネシア産のセランカンバツという木をご存知でしょうか。
ウッドデッキに使用されるだけあって、耐久性がありますが、水に沈みそうな非常に重い木で、日本人がイメージする木とは程遠いものです。
日本はよく「木の文化の国」と言われていますが、そのイメージは、「杉」がつくりだしたものと言っても過言ではありません

人・自然・未来へ やさしい木の家造り    木のぬくもりお届けします

はじめまして、(有)笹森工務店 代表取締役 笹森得夫と申します。
初めての掲載となりますので、仕事に対してのコンセプトをお伝えしたいと思います。
埼玉県富士見市に事務所を構え、地域に密着できる家造りを目標としてやっております。
これからは、新しいことにもチャレンジしながら、多くのことを学び、日々成長していけたらと思っています。 

ズッキーニのサラダ ~料理と建築~

このコラムを読んでいただく方は、F.L. ライトのお名前をご存知の方も多いかもしれません。
旧帝国ホテルの設計者で、明治村に一部復元されています。 F.L. ライトの建築は何といっても空間の連続性、心地よいプロポーションと素材の使い方ではないでしょうか。彼の言葉の中に「料理のできない人は、建築ができない」という言葉があると教えられました。
最初に聞いたのは学生時代でしたが、当時は全くその意味が分かりませんでした。
事務所を設立し、本格的な設計活動をしている間に、ふと、F.L. ライトの言葉を思いだしました。料理は、あるものとあるものを組み合わせて別なものを創る、できたものは、もともとのものと全く違ったものになる。 どれとどれを、どのような分量で組み合わせ、どのように加工してどのように盛り付けるか?素材から完成のイメージができないとおいしく創れません。
これはとても設計の創作活動と似ているのではないかと感じました。 

しあわせな家

昨年リフォーム工事を行った「目黒の家」は、鉄筋コンクリート3階建ての住宅です。先日、点検があり訪問したところ、こんなものを見つけました。
施主のご主人が木の切り文字を購入し、戸棚の扉に貼ったとのこと。これを見た時、この建物は本当に「しあわせな家」だな、と思いました。この家が竣工したのは1989年です。1階に両親、2,3階に息子(現在の施主)夫妻と娘2人、の4人家族が住む二世帯住宅でした。
数年前に両親を見送った後、今度は1階に施主夫妻が移り、2,3階に次女家族が住むために、今回のリフォーム工事となりました。
28年間大切に住んだ家で、2017年 新たな形の生活をスタートさせる、という気持ちがこめられています。

土地探し・中古住宅探しツアーしてみませんか

土地を探すことは、家づくりの最初の1歩。もちろん土地探し失敗はしなくない。お金がかかる土地を買ってしまったり、あまり理解せずに法律の規制が厳しい土地を買ってしまったり・・・。
とは言っても、ネットで土地探しはしていても、実際に不動産屋さんと一緒に見て歩くことは少し勇気がいるかもしれません。土地を見るポイントなど、不動産屋さんの目線だけでなく、建築の目線でお伝えします。
   
お客様のご要望を伺い、東京、埼玉、神奈川、千葉のご希望のエリア内で、トータル予算をかんがみて、予算内の土地を複数セレクトし、ご案内します。
数ヶ所2~3時間で見て回ると、土地選びでご自身が特に大切にしたいことも見えてきます。また、トータル予算の中で、土地に係る費用、建築に係る費用が整理されます。
車でぐるっと回りますので、小さなお子さんも一緒にラクに土地探しめぐりができます。
また、都合があえば、近隣のOB建て主さんの木の家の事例見学も可能です。

住宅の床下空間

「家族が増えた」「地震に強い家に」「冬が寒い」など理由は様々ですが、今ある家を改修したいという話をよく耳にします。
では、実際にその家は、どのような状態でどれ程の性能なのか。改修をするにしてもどのような状態かわからないのでは、計画をすることもできません。そこで、計画前に建物がどのような状態か把握するため、小屋裏や床下に入り柱や梁の繋ぎ方や雨漏り、シロアリの形跡、断熱材の有無などを調査します。
普段生活していては見ることのない床下がどのような状況にあるのか、ここですこしご紹介をしたいと思います。 

メンテンナスフリーに注意

メンテナンスに費用がかからないことを売りにしている工業製品があります。「やっぱり、メンテナンスフリーがいいねと」と言われると、「もちろん」と疑問を抱かずに同意してしまいそうです。修理しても新品に買い替えてもたいして値段はかわらないなんてことも、よくあります。この二つのことは一見関係ないように見えて、同じ根っこがあります。
つまり、「スクラップ&ビルド」の発想です。世の中の仕組み自体がスクラップ&ビルト型になってしまっているのです。

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